「もうダメだ!」というピンチに、誰かから必死に助けられた体験はありますか?
窮地に陥ったときに、全力でかばってくれた、そのような恩人が皆さんにはいますか?
『細川ガラシャ夫人』(三浦綾子著)にみる愛の形
日本をかばって、助けてくれた蒋介石
私が助けることができる人がいる
1.『細川ガラシャ夫人』(三浦綾子著)にみる愛の形
細川ガラシャ(玉子)は明智光秀の娘であり、戦国大名の細川家へ嫁ぎます。
本能寺の変(1582年)で、織田信長公が自害。ガラシャ夫人(玉子)も謀反人の娘として命を狙われます。周囲に自害を勧められたという説もあります。
ガラシャ夫人の夫である細川忠興に重臣たちが、細川家を守るために、玉子と離縁し、追放するように迫ります。しかし、忠興は承知しません。そのうちに、重臣の一人が玉子を殺すと言いまで出します。
それを、一人盗み聞いている玉子の苦しさ、恐ろしさ・・・。家中には夫以外味方がいませんでした。
夫・細川忠興は、「玉子を殺そうとする者は、俺が殺す」と妻・玉子を最後までかばい切ります。重臣たちが折れ、ガラシャ夫人は2年間山奥へ幽閉された後、生き延びました。
以上は小説であり、史実とは違うかもしれませんが、胸をうたれる愛のかたちです。
2.日本をかばって、日本を助けてくれた蒋介石
今日ご紹介する蒋介石は、1887年に生まれ、1975年に亡くなった、初代中華民国総統です。長年、国家元首の地位にあった偉大な政治家、軍人でした。
蒋介石は、たえず聖書に親しんで、聖書をかなり読んでいたようです。
日本がポツダム宣言を受諾した日、1945年8月14日に、蒋介石は自国の国民に対してこのような演説をしてくれたのです。
「私は、『人を待つにおのれを待つがごとくす』及び『なんじの敵人を愛せよ』という二つの言葉を想起し、無限の感慨を覚えるのである。
同胞よ、旧悪をおもわず、人のために善をなすということは、わが民族伝統の至尊至貴の徳性であって、我等は一貫して、日本人民を敵としないと声明してきた。
いまや敵軍は我等と盟軍とのために打倒された。我等は当然厳格に降伏条件を執行せねばならないが、報仇を企図してはならない。ことに敵国・・・の人民を侮辱してはならない。
我等はただ彼等に憐憫を表示し、・・・。もしも暴行をもって敵人の従来の暴行に回答し、侮辱をもって彼等の従来の誤った優越感に回答するならば、冤は冤と相報じ、永(とこ)しえに終止するところはないであろう」
蒋介石のこの演説ゆえに、200万以上の日本兵や日本の民間人が早く帰国できるようにされ、また食料や生活品も支給されたといいます。(拙著『100人の聖書』143~145ページ参照)
蒋介石の愛の判断、愛の言葉が多くの多くの日本人を助けてくれました。その中には、皆さんのご先祖も含まれているかもしれません。
蒋介石のおかげで、今の日本があり、私たち日本人がいるのです。
もし、蒋介石が動いていなければ、日本は戦勝国によって分割され、皆さんはロシア人、アメリカ人、イギリス人もしくは中国人として生まれていたかもしれません。
3.私たちにも助けることができる人がいる
蒋介石のように、皆さんも置かれた場で、任された仕事の中で、与えられている権限をもって、愛の判断、愛の宣言をしてみませんか?
今皆さんがいる場所で、そして皆さんの立場でできることがあり、また助けることのできる人が絶対にいるはずです。
また、皆さんにしか助けることのできない、かばってあげることのできない人が絶対にいるはずです!
ぜひ今日は、そんな意識を持って「誰だろう、私の助けを必要としてるのは・・・」と探してみてください。
そして、最後ですが、絶対にお伝えしたいことがあります。それは、キリストの神様のことです。ありがたいことに、聖書全体を読んでいて分かることは、キリストの神様は、あなたを愛してくださっているということです。
そして、キリストの神様は、皆さんがクリスチャンになるならば、特別に扱ってくださるというのです。そこらへんの神社仏閣の神々は、動くこともできず、しゃべることも、歩くこともできませんよね。でも、目に見えない、キリストの神様は今も生きていて、どこにでもいて、どんな人のことをも愛してくださっていて、どんな人にも良くしてくだる、本当の唯一の神様なのです。
そして、クリスチャンのことは、特別に愛し、特別に扱ってくださるお方なのです。今日、知ってください。キリストの神様は、今も昔も永遠に存在して、すべての人を愛しています。
そして、すべての人を創造されたお方です。あなたは、たまたま両親の性の営みによって誕生した偶然の存在ではなくて、キリストの神様のご計画ゆえに生まれてきた尊い存在です!
クリスチャンになって、キリストの神様だけを礼拝する。
排他的という生き方ではなく、本当に正しい道です。
自分を創ってくださったお方、その自分を創ってくださったお方に感謝をし、そのお方を唯一の神様として信じ、認めて、その神様だけを拝するのは、人間として当然のことで、人間の本来あるべき姿ではないでしょうか?その当然のことを、クリスチャンはします。
そのことをするからこそ、キリストの神様も、クリスチャンには特別にしてくださるわけです。
皆さんがクリスチャンでなくても、確かに皆さんはキリストの神様に創られた存在で、そのあなたのことを、キリストの神様は今この瞬間、あなたがどんな状態であっても愛してくれています。
そして、愛しているからこそ、もっと自由になってほしい、もっと解放されてほしい、祝福されてほしいと願っているのです。あなた以上にあなたの幸せを願っているのは、キリストの神様です。それは、あなたを確かに愛しておられるからです。
そして、もう今のあなたには自分自身を幸せにすることができなくても、あなたを創られたキリストの神様には、あなたを幸せにすることができて、しかも、そうしたいと思われてもいるのです。
キリストの神様は、あなたの人生を本当に良いものにすることがおできになるのです!あなたが、キリストの神様のもとに立ち帰り、クリスチャンとなって生きていくならば、あなたは今以上に幸せになれます。
あなたにはできなくても、何でもできるし、しかも、あなたを愛している、キリストの神様にはできるのです。なぜなら、あなたでもなく、篠原元でもなく、そこらへんの社長、政治家、漫画家、俳優、医師でもない、唯一本物の神であるキリストの神様だからです!
偉大な政治家であった蒋介石、実業家オスカー・シンドラー、外交官杉原千畝、これらの人物があなたをかばってくれる人だったとしたら確かにスゴイですね。興奮ものですよね!もしもの話ですが、これらの3人のうちの1人でも、皆さんの「専属助け人」となってくれたら、これは力強いことではないですか?
でも、キリストの神様が、あなたの味方、助け主、弁護者となってくださる、これ以上に力強いこと、安心できることはありませんよね。それくらい、スゴイことなのです。クリスチャンになることは。キリストの神様が、あなたの味方になってくださり、あなたに最高の幸せをくださるわけです。
そして、それくらい、スゴイことを得る方法、クリスチャンになる方法は簡単です。ただ、あなたがこのように信じて、宣言するだけでいいのです。
イエス・キリストは、約2千年前に十字架にかかって血を流して死にました。なぜかというと、人間(篠原、そして、皆さん全員)にはいろいろ罪がありますよね。罪とは、神様に逆らうことで、詳しく言えば、聖書に書かれている命令に反することです。よって、不倫も婚前交渉も初詣もご先祖様を拝むことも罪となります。
そして、その罪があったままでは人間は幸せになれませんし、何より、裁かれて、いつか滅び(地獄)の道しかありません。
でも、キリストの神様は、すべての人(あなた)を愛しているので、なんとかして、すべての人(あなた)に幸せになってもらいたい、地獄への道ではなく、天国への道を歩んでもらいたいと願っておられるので、なんと、神であるイエス・キリストをこの地上に約2千年前に送り、私や皆さんの罪の刑罰を身代わりにイエス・キリストに受けさせたのです。
皆さんを救うために、皆さんが今まで犯してきた罪や今この瞬間犯している罪、そして、これから犯すであろう罪の刑罰を全部、イエス・キリストが身代わりとなって背負ってくださり、十字架上で血を流して死んだのです。あの、有名な歴史上の事実でもある、イエス・キリストの死は、実は、あなたのための身代わりでした。
そして、イエス・キリストは、死んで終わりではなくて、3日目に復活することにより、死に勝利して、あなたのために成すべきことのすべてを成し遂げてくださいました。
よって、あなたが信じるのであれば、あなたはイエス・キリストがしてくださったことによって、すべての罪の赦(ゆる)しを受けて、イエス・キリストのように勝利する者とされ、今死んでも大丈夫、天国へ行けるようになるわけです。
最後に簡単に申します。今すぐ、クリスチャンになりたいという方は、以下のことを心の中で信じてください。読んでください。そして、最後のところは、声に出して宣言してください。そうしたら、あなたはクリスチャンです。
「私は、イエス・キリストが私の罪のために十字架にかかって死んでくださったこと、そして、私を救うために、イエス・キリストは3日目に復活してくださったことを信じます」
このように本当に信じて、次のことを告白してください。
「イエス・キリスト様が唯一の神様です。他には神はいません!私は、イエス・キリスト様だけが神様であり、主であり、私を救ってくださるお方であると信じます」
修業する必要もありません。何百万とお金を教会に持ってこないといけないということもありません。品行方正にしていないといけないと言うこともありません。タバコをやめないと救われないと言うこともありません。
あなたが、先のことを本当に信じ、そして、その次のことを本当に告白したならば、それだけで、その瞬間にクリスチャンなのです。
さあ、今日から、新しい日々の始まりです。クリスチャンとなった方は、キリストの神様に特別に愛され、特別に扱ってもらう、そんな者としての日々がスタートしたのです!
(※クリスチャンになって必要になるのは、ちゃんとしたキリスト教会に行くことです。そこで、いろいろ必要な学びができます。ハッキリ言って、聖書を自分一人で勉強していくから大丈夫、ということはあり得ません。また、一人では途中で嫌になってしまうときもあり、また、倒れたとしても、教会にいるならば、教会にいることによる、慰め、励ましがあります!何をしたらいいか、何をやめたらいいか、そんなことを学べる場所。キリストの神様に喜ばれることを学ぶ所でもあります、キリスト教会は。)
次回の百人一読から、セカンドシーズンになります!トップバッターは、日本を代表する作家・三浦綾子です。次回をお楽しみに!
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